【電装系基礎知識】ギボシだったり、エレクトロタップだったりの使い方!

DIY

ギボシとエレクトロタップの使い方

はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!

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今回はコチラ!

エーモン『ターミナルセット』を紹介したいと思います。
この商品を紹介しようと思ったキッカケが、過去に公開した “車の電装品にスイッチを付けてみよう!“という動画に「基本的なことからもう諦めがちなので キボシ?とかなんとかタップ?とか めちゃめちゃ基本的なこと学びたい」というコメントが入っていたからです。

車にLEDを付けたり、スイッチを付けたりする時にギボシは必須になってきます。必須というと語弊があるかもしれませんが、あると便利です。
そのギボシやらギボシをかしめる工具 (電光ペンチ) などがセットになっているのが『ターミナルセット』になります。

電装系をいじる前に買っといた方がいいと思います。
なんなら電装系をいじる人は結構な確率でターミナルセットを持っていると思う。

今回はこの中に入っているギボシとか平型端子の使い方などを説明していきます。

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恐らく動画の方が見やすいと思うので、通信量に余裕がある方やWi-Fi環境下の方は動画をご覧ください!

ターミナルセットに入っているもの

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■クワ型端子6φ・端子スリーブ:5セット
丸型端子8φ・端子スリーブ:5セット
ギボシ端子オス・端子スリーブ:10セット
ギボシ端子メス・端子スリーブ:10セット
平型端子オス・端子スリーブ:10セット
平型端子メス・端子スリーブ:10セット
電工ペンチ:1本

とりあえず、色々入っています!

ギボシ端子の「オス」「メス」って?

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セット内容を見ていただけたら分かると思うんですが、同じギボシ端子でも「オス」と「メス」があります。
ギボシ端子だけじゃないんだけど、こういうドッキングするものは「オス」「メス」と言われることがあります。上の画像でいうと左がメスで右がオスになります。

なんで「オス」「メス」って呼ばれるのか?

この二つがドッキング (合体) して配線が繋がります。ドッキングするんですよ! あとは形見て察して!笑

使用する配線の選び方

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配線は「0.5sq (スケア) 」を使用します。
配線の選び方については、前回「【電装系基礎知識】ヒューズの選び方!何アンペアを入れればいいの?」で紹介しているので、そちらをご覧ください!
ちなみにターミナルセットに入っているギボシ端子類は全て適合配線が “0.50〜2.00sq” になっています。

ギボシ端子の取り付け方

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まずは被覆 (ビニールの部分) を剥いていきます。ご丁寧に数字が書いてあるので剥く配線に応じて使う場所を変えましょう。

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配線を剥いたらスリーブを入れます。剥く前でもいいだけど、ギボシ端子を付ける前に必ず入れておきましょう。

ギボシ端子を付けてからスリーブを入れてないパターンは本当にだるいから!笑

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僕の場合なんだけど、ギボシ端子に使える配線の太さが “0.5sq” からなので、一番細い “0.5sq” を使う場合は長めに被覆を剥いてネジって折り曲げています。
そうすることで銅線が太くなるので接触不良が減ります。(自己流)

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このような感じでギボシ端子をセッティングします。ポイントはギボシ端子の爪が2箇所あるんだけど先端に近い方 (小さい爪) を銅線、遠い方 (大きい爪) は配線の被覆に合わせます。
まず小さい爪の方ですが真ん中の “1.25-2.0” を使ってかしめます。

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銅線のところでかしめます。

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まだ緩いんだけど、1回かしめるとハート型に爪が丸まります。

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最後に本締めで1段階下の “0.5-0.75” でかしめます。

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次に外側の爪 (大きい方) をかしめるんですが、先ほどの小さい方の爪より1段階上でかしめます。この数字でいうと “3.0-5.0” になります。 

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この1回目は、かしめるというより形を作るイメージですね。

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これが理想形です。ハート形で被覆にめり込む感じです。

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最後に本締めすれば被覆に刺さるので配線が抜けにくくなります。

ギボシ端子をかしめる時の悪い例

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例えば、内側の爪 (小さい方) が銅線じゃなく被覆だと通電しないので注意してください。
それと外側の爪 (大きい方) が綺麗なハート型になっていないので配線が抜けやすくなってしまいます。

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逆に外側の爪 (大きい方) と内側の爪 (小さい方) 両方とも銅線でかしめると抜けやすくなってしまいます。

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ほらね! 内側の爪 (小さい方) は銅線にかしめる!外側の爪 (大きい方) は被覆にかしめる!

これを怠ってしまうと接触不良や知らぬ間にギボシから配線が抜けてボディに接触してショートして他の電子部品が破損! なんてことも可能性的にはありえるので気を付けてください!

平型端子の使い方

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続いて平型端子の使い方になります。
基本的にはスイッチ類に平型端子のメスを使うことが多いです。なので、平型端子はオスが余ることが多いです。
そういった理由からエーモンでは平型端子のメスだけも販売されています。

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ちなみに、平型端子のオスにギボシ端子 (オス) のスリーブを付ければギボシと同じように配線同士を接続することが可能です。

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最後に余ったのが、クワ型端子と丸型端子です。これはアース線に使用されることが多いです。後ほど説明します。

エレクトロタップの使い方

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ターミナルセットに含まれていないのですが「エレクトロタップ」を紹介したいと思います。
どういう時に使うかというと電源を横取り (分岐) させる時に使用します。ギボシ端子を違って簡単に電源を横取りすることができます。

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こちらにも適合コードサイズがあります。

今回使用するエレクトロタップは “0.5~0.85sq” と記載されています。これを守らないと接触不良を起こしてしまいます。

よく「エレクトロタップって接触不良が多いから使わない方がいいよ!」なんてことも聞きます。たしかに僕もエレクトロタップの接触不良に悩まされたことがあるんですが、基本的に配線が細くて接触不良が大半です。
適合コードサイズを守って正しく付ければ何も問題ありません。

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使い方なんですが、蓋を閉じた時にポッチがある方と、ポッチがない方があります。ポッチがある方は増設する電装品の配線を挟みます。

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手が邪魔で分かりにくいんですが、配線を挟んでプライヤーなどで蓋を閉めます。
注意点としては、エレクトロタップが硬いプラスチックになっており、プライヤーの先端で閉じようとすると80%の確率で指を挟むのでプライヤーの奥の方?で慎重に閉じてください。
※ラジオペンチは本当に危険!

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あとは既存の配線を挟んで終了です。作業的には被覆も剥く必要がないので、かなり楽ちんです。

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こんな感じになります。指で配線を追うと分かりやすいと思います。
『エレクトロタップ』の特徴としては既存の配線を切らずに挟み込むだけで電源を横取りできるので、電源線が短い時だったりギボシ端子が使用できないような狭いところだったりに使用するのがオススメです!

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ちなみに、ギボシ端子でも2本の配線を使ってY型接続端子を作れば分岐することは可能です。

クワ型端子と丸型端子の使い方

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最後にクワ型端子と丸型端子を説明します。

この2つは基本的にアース線に使用します。車のマイナスはボディを使用しているのは知ってるかな?
「ボディアース」なんて呼ばれているんだけど、上の画像みたくボディの金属部分がアースになっているのでボルトと一緒にかしめて使用することが多いです。

クワ型端子のメリットはボルトを外さなくても緩めるだけで割り込ませることができます。
デメリットとしてはボルトが緩んでいたら端子も振動で外れることがあります。

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それに比べて丸型端子はボルトを外さないと取り付けることができません。けど頑丈に取り付けることができます。

まとめ

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といった感じで以上になります。

電装系をいじる時は持っていて損はないと思います。
なんなら持っていないと不便だと思うので、気になった方は購入してみてください! あと、過去に公開した電装系の記事も載せておくので見てください!
まだあった!
分からないことや知りたいこと、動画でやってもらいたいことがあったら Twitter (@cacaca_car)  にお願いします!

それじゃ!次の記事でお会いしましょう!

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