オートマチックトランスミッション(AT)どんな仕組み?

専門知識

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こんにちは。たけにいです。

今回は、トルクコンバータ式オートマチックトランスミッション(AT)について簡単に説明します。

ATってなに

わかりやすく言うと自動でシフトチェンジしてくれる便利で楽ちんなミッションのことです。

ブレーキペダルとアクセルペダルしか付いていなくてクラッチペダルががありません。

オートマは、大きく3つの部位から出来ていて、トルクコンバーター、コントロールバルブ、変速ギアから成り立っています。

トルクコンバーターの構造と役割

トルクコンバーター(トルコン)はエンジンからの回転トルクをミッション内部のギヤを返して駆動軸に伝える役目をしています。

簡単に説明すると扇風機を2台向きあわせて、片方の扇風機を回すと向き合っている扇風機の羽が回り、回転を上げていくと向き合っている片方の羽も早く回ります。

この現象が風力ではなく流体(オートマチックフルード)で行われているのがトルクコンバーターです。

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出典:車FAN

シフトをDレンジに入れてブレーキ踏んでもエンストしないのは、機械的にエンジンとミッションがつながっていなく流体(ATF)によってトルクの伝達をしているからです。

アイドリング時にはマニュアルミッションの半クラッチ状態に近いですね(クリープ現象)

このトルクコンバーター式トランスミッションに組み合わされる遊星歯車(プラネタリギヤ)はAT車の変速ギヤとして使用されています。

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出典:車FAN

構造は中央に「サンギヤ」外周に内側にギヤをもつ「リングギヤ」、またそれらのギヤの間に等間隔に配置された「ピニオンギヤ」によって構成されています。

通常のAT車ではこの歯車が23セット内臓されていて、これらを油圧制御のクラッチやブレーキを使って「サンギヤ」「リングギヤ」「ピニオンギヤ」の3つのギヤのうち、2組を合わせて回転させギヤ比を変えて変速させます。

 「遊星歯車」の名前の由来は、中央に太陽に見立てた「サンギヤ」を置き、「ピニオンギヤ」がその周りを回る遊星(プラネット)のように見えるところからきています。

これがオートマチックトランスミッションのコントロールバルブです。

なんか迷路みたいですね。

この入り組んだ迷路に油圧でギアのコントロールシフトアップシフトダウンをコントロールしています。

様々なセンサー類とコンピューター電子制御によって適切なギアチェンジを自動的にしてくれます。

これほどの精密機械なのでゴミの侵入には特に気をつけなければなりません。(ATFオートマチックフルード交換時等) 

大まかにはこのトルコン君、遊星ギア君、バルブ君の3部位から成り立っていて互いに力を合わせてドライバーへの負担が少ないように快適に車を走らせてくれています。

まとめ 

遊星ギアの所が少し分かりづらかったですね。

このギアは自転と公転をしていてちょっと馴染みがないのでむずかしいです。

オートマチック車にはもうひとつCVTというオートマチックミッションがあります。

それについてはまたのお楽しみということで・・・

実はわたしはマニュアル(MT)に乗っています。

渋滞の時はオートマチック車が羨ましく思います。

車のエンジン性能 トルクって何?

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