運賃改定、タクシー初乗り400円台に向け審査手続きに着手!

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国土交通省では、2016年4月5日から東京都のタクシー会社から初乗り運賃見直しの申請が相次いでおり、6月3日には申請が東京のタクシー総車両台数の7割以上に達した為、審査手続きに着手していることを発表した。

申請内容とは

東京のタクシーは初乗り730円で280mごとに90円加算されるが、申請のあった運賃内容は、初乗り400円台で223~280mごとに80~90円加算されるものだ。

また、初乗り(2km)730円という設定だが、申請内容には初乗り(約1km)で400円台と短い距離を安い料金でタクシーを利用することができることが記載されている。

国土交通省:申請のあった運賃の内容

タクシー会社の狙いは

現在の料金体系だと1kmしか乗らなくても2km乗った人と同じ730円を支払わないとならない。そうなると1kmぐらいの距離で利用するには少しハードルが高くなる。

1km程度で利用される人がどれだけいるのかは不明だが、初乗りの距離を1km程度にして運賃も下げることで、足腰の悪い高齢者は利用しやすくなるという。

いつから、実装されるの?

国土交通省のHPには標準処理期間が平成28年7月4日から6ヶ月。と記載されているので早ければ年内、遅くても来年の頭から初乗り400円台が実現する。

「初乗り運賃が400円台に!」というのを見るとタクシーの料金が安くなると勘違いしてしまいそうだが、初乗り1kmで400円台で短距離利用者を増やす狙いで、申請運賃表を見ると2km以上利用した場合は、値上がりの可能性もある。

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