【マイナンバー制度】近い将来自動車分野にも関係してくる

豆知識

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出典:ワケスポ日記(ワケスポーツ宇和店店長ブログ)

『マイナンバー』この単語、最近よく耳にしませんか?

皆がマイナンバーといっているけれど、結局どうゆうことなの?

と私も思っていた1人です。

でも、この制度、自動車分野でも使えるように将来的にはなっていくようなので、少し調べてみました。

この制度、平成281月から実際に利用がスタートされます。

マイナンバー制度とは?

簡単に言うと、国民一人ひとりが、番号を振られて管理されることになるのです。

今秋頃には、『通知カード』というものが住民票を有する国民全てに郵送される予定で、その『通知カード』と、申請書類等と引き換えに、希望者には来年の1月以降に、ICチップ入りの『個人番号カード』が配られるようです。

この個人番号カードの交付を受ける時には、はじめに郵送されてきた通知カードを市区町村に返納しなければならないようですね。

 番号で管理される”この響きがあまりお好きではない方も多いのではないでしょうか。

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出典:
Good News Ministry

ただ、この制度、個人に番号がふられる、つまりIT化されることで、便利になる部分も多いようです。

メリット

年金・雇用保険・医療保険・確定申告等の手続きは、転居や転職、結婚といった環境の変化によって役所に行く機会も多くなります。

そして、そんな手続きってだいたい面倒な事が多いですよね。

あっちではこれでOKと言われて持ってきたのに、こっちに来たらそれではダメです!と言われ、なんか腑に落ちない・・・と思った経験ないですか?

そんな時にも、個人番号を提示すれば関係機関同士でやりとりをしてくれることもあるので、添付書類の省略や給付の適正化が図れるというのです。

例えば年金にしても、就職する迄は親が管理していました!という方も結構いらっしゃいますよね?

いざ就職をして厚生年金に加入する時も、基礎年金番号だけ会社に報告して、あとは会社が勝手にやってくれました。こんなパターンよくありませんか?

でも実はこれ本人確認をどこかで誤ってしまわれれば、その人の年金記録が連続して管理されない恐れがあるのをご存知でしょうか?

 

また、女性は仕事を退職したり、結婚をして厚生年金から国民年金に加入する手続きを撮り直す場合、基礎年金番号が不明だと、旧姓や旧住所を確認して、年金番号の有無を調査したり慎重な本人確認の実施が必要となるので、役所の方々も大変という訳で、現状では、個人も役所の方も色々と面倒な事が多いのです。

 

ところが、マイナンバー制度が導入されると、出生時に個人番号がそれぞれに振り分けられます。

個人番号さえきちんと管理していれば、会社に就職して厚生年金に加入する時も、結婚・転職等で国民年金に戻るときも個人番号を利用して記録の更新や追加が可能となるのです。

番号で個人を識別するので、旧姓や旧住所なんかは調べなくてもいいということで、役所の方からしても手続きの簡素化ができるというわけです。

 

今回は、年金を例に出しましたが、その他でも個人番号を活用すれば色々と利便性があがりそうな期待感は少し出てきませんか?

不安要素

しかし、不安になってくるのが、偽装した個人番号カードなんかで色々な個人情報が悪用されるのではないかということ。

ただ、これに関しては安全の確保も考えてくれているようです。

個人番号のみでの本人確認が禁止であったり、芋づる式に漏えいしないような仕組みになっていたりとするようです。

 

マイナス面は置いておいて、コンビニで住民票の写しがとれたり、印鑑登録証、図書カードとしての利用などができたり、インターネットバンキング、オンラインショッピングといった民間のオンライン手続きなんかでも利用できるようになるようなので便利ですよね。

自動車との関係 

では、自動車とはどう関係してくるのか?というところです。

都道府県限定ではあるのですが、自動車に関する手続き【検査登録や保管場所証明(警察)、自動車諸税の納税(県税)といったもの】をオンラインで一括で24時間365日手続き可能なワンストップサービス(OSS)が現在稼働しています。すでに利用されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

国土交通省では、平成29年度までに全ての都道府県へこのOSSを拡大することを発表しています。そして、このOSSとマイナンバーをどんどん連動させていき、自動車関係の利用環境の向上を測っていこうという取り組みが行われているようです。

 

どのように連動させていくのかが気になるところですが、アメリカやイギリスで、すでに運用されているのは、中古車を購入時、有料ではありますがその車自体がもっている情報を開示してもらえるというものや、自動車保険に関しては実際の走行距離や運転特性(急ブレーキ・発信数等)の内容に基づいて保険料を算出する商品があるようです。(主に割引)

 

こちらの保険についてはまた別の機会でご紹介させていただこうと思いますが、エアバックの作動履歴や車両骨格の歪み、走行距離の改ざんといった車両の問題を中古車購入前に把握できる仕組みはとてもいいですよね。(ちなみにレポートをだしてもらうのに1件約40ドルほどかかるそうです)

安くて得体のしれないかもしれない車を選ぶか、多少の金額を負担して信用のある車を選ぶか、個人に選択する権利が与えられるのはいいことじゃないかと思います。

 

政府が取り組む『世界最先端IT国家創造宣言』、子供の頃にすごいなぁと思っていたドラえもんの未来の世界がどんどん近づいているのかもしれないですね、普段の私達の生活にも、私達のカーライフにとっても素敵な形でマイナンバー制度が反映してきてくれることを祈りましょう。

 

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